ブータンってどんな国?(ブータン

ブータンってどんな国?
 先日、ブータン国王王妃が来日し、ブータンへの日本人の興味が高まっているそうです。ブータンってどんな国なのか? Wikipediaなどでざっくり調べてみました。
Thumbnail:By Steve Evans from Bangalore, India (Flickr) [CC-BY-2.0 (www.creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons
 調べていて見つけた動画が、当ページ最下部にあります。凄い精細な映像で、一発で雰囲気を掴むには、やはりこう言うものが一番ですね。ブータンの場所も、当ページ最下部に地図を置いています。
 場所的には、中国のチベット自治区の下、インドの上、ヒマラヤ山脈のまっただ中にあります。何となく寒いイメージがするという固定観念があると思いますが、南部は亜熱帯地方のジャングルがあったりします。

Tang valley in Bumthang district

 そして、主に1000m以上の高地の居住域は、日本の九州方本州の気候と非常に共通点が多く、それで、あんなにニュースなどで時々見る「ブータン」から、懐かしい感じがするんだそうです。
 しかし、たまりません、こんな風景。非常に哀愁を誘う懐かしい感じがします。ブータン人の顔つきまで日本人と似ていると言われるほどなので、両国が友好関係になるには、障害なんてほとんど無かったに違いありません。現に、日本人はブータンという哀愁を誘う国土、「国民総幸福量」などという不思議な計りに興味津々ですし、ブータンの方は、日本政府のやることなすことに対し、賛成の立場をとってくれるという親日国なのだそうです。

PRAYER    WHEEL.

 さてさて、そして、やはり興味がわくのがブータンの歴史です。動画を見てもらえると分かりますが、所々で「マニ車」という「自動お経読み器」なるものをコロコロと回している人々が出てきます。
 これ、チベット仏教に伝わる宗教用具で、中に教典が書いてあって、コロコロ回すとそれを読み上げたことになる、つまり、お経を上げるのと同じ効果があるそうです。なんちゅう手軽な感じがしますが…

 そうです、元々は、チベットの「化身ラマ」と呼ばれる仏教者が、チベットから分裂して国を打ち立てたのが始まりなんです。化身ラマというのは、チベット仏教界にはたくさんいて、言わば「神々が転生しているとみんなに認められた僧侶」、つまり力を持った僧侶、高僧のことです。ちなみに、最強の化身ラマが、あのダライ・ラマです。
 チベットではこれらの人が政治を司る歴史があるのですが、たびたび「お家騒動」的に、「Aクンの方が真の化身ラマだ」「いや、Bクンの方だ」などと対立をすることも珍しくないそうなのですが、そんな対立の果てに、チベット本部に認められなかった僧侶の方が南下して、ブータンという国が建ったという訳です。

 もちろん、チベット本部は黙っていませんから、何度もブータンに攻撃を仕掛けますが、それを幾度となく撃退した歴史が積み重なり、現在はチベットから独立した国となっているわけです。
 のどかな感じがしていましたが、やはり結構他の国々同様、歴史は波乱に満ちていたんですね。
 現在も、中国との国境線がきっちり決定していない、ごたごたしているという問題点もあります。現在は、その中国と対立するインドの傘の中に入っている状態です。インド人と、ブータン人は現在、身分証の提示だけで、自由に両国を行き来が出来ます。

PunakhaDzong

 そして、忘れてはならないのが、ブータン難民問題です。ブータン南部には20世紀前後、ネパール人の移住が増えていました。ブータン王としては、国教をチベット仏教としたい。国を一元化したいと言う考えがあったそうなのですが、ブータンの隣にある「シッキム」という国家が民主化した際、支配層であったチベット仏教者が圧倒的少数だったため、国自体が消えて無くなり、インド(イギリス)に地域を併合されたと言うのを目の当たりにしたのが、この騒動の始まりとささやかれています。
 南部のネパール人(主にヒンドゥー教)が、なんだか住みにくい法律が制定されてしまったのです。弾圧もありました。
 こんな所に住んでいられるか!…という感じで、ブータンからどんどん難民化したネパール人が国境を越えていったのです。現在欧州各国でこの難民を受け入れが進められているそうなのですが…
 ネパールでは対処しきれなかったんでしょう。何万と溢れるネパールに入った難民キャンプは、無法地帯になっていた時期もあったそうです。ブータンはこのような難しい問題も内包していると言うことですね。

School Children, Bumthang

 そして、もう一つ、「国民総幸福量」です。
 動画を見て驚いたんですが、現在ブータンの都市部では、普通に車が走っていたり、ブティックなんかもあったりするようです。そうだったんですね、ブータン。車なんてほとんど無い物だと思い込んでいました。
 現在、国王独裁政治から、国会を持つ民主政治に移行しています。また、動画のように、欧米化も急速に進んでいるそうです。土地柄農地が確保出来ないブータンでは、農民…人口自体がどんどん増えているようなのですが、農地がほとんど確保出来ないために、どんどん農地の細分化が進んでいるようです。一人一人に対する農地の面積が減っているんですね。
 都市部が欧米化をはじめれば、次第にそのあぶれてしまった農民は都市部に流出していくことが考えられます。もともとは、「自給率100%」、「自給自足率ほぼ100%」という凄い農業大国だったそうなのですが、これからどうなっていくのか、「国民総幸福量」がどのように変化していくのかにも要注目です。

Paro Taktsang

※あとは、ここも注目!「虎の巣・タクサン・ゾン
 ちょっと字数が少なくて申し訳ないのですが…動画で雰囲気は掴めるかも。キーワードは、「ブータン、パオ」です。
 
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